INTERVIEWわたしのセルフメディケーション

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「私らしく、 しなやかに生きる」

アロマセラピストとして活動する傍ら、ラジオ、執筆、イベントなど多方面で活躍する大橋マキさん。
“自分のしたいことは何なのか”を悩み続けたアナウンサー時代を経て、たどり着いた生き方とは――。
大橋さんの歩みから、自分らしく健やかに暮らすヒントをうかがいました。

普段アロマをどのように暮らしに取り入れていますか?

 仕事や旅行などで出掛ける時、必ず持ち歩いているのが、カモミール、ティートリー、ラベンダー、ユーカリなどの精油です。頭痛の時はこめかみに少量のラベンダーをつけて、子どもが鼻づまりを起こしている時はユーカリを芳香器で焚いてあげます。これらの精油はちょっと調子が悪いなという時、とても重宝しますね。香りの感じ方は体調や気分などで変わるので、その時々の自分を知るバロメーターにもなります。

アロマセラピストにはいつからなろうと決めたのですか?

 私は、もともとアロマセラピストになろうと考えていたわけではないんです。情熱の赴くまま、追求し続けてきた結果として今の自分がいる、という感じですね(笑)。

アロマセラピーに興味をもったきっかけは何ですか?

 アナウンサーをやっていた2年間は、与えられた目の前の仕事をこなすのに精一杯で、ただ必死に走り続けている状態でした。「自分の言葉で相手に思いを伝えたい」とテレビカメラの向こうにいる人を想像して話してみるものの、実感が湧いてこなくて、「どうしたらもっと相手に届く言葉が出てくるのかな」とずっと悩んでいました。
 体も心も疲れ果て、感激屋だった私はすっかり「無感動な人」になっていました。そんな時に出合ったのがアロマセラピーでした。番組の取材で体験したのですが、セラピストの方の優しいタッチングに体と心を解放している自分がいました。私には脊柱側弯症という持病があり、中学、高校時代の6年間、コルセットをつけて生活していました。毎晩和室で私の背中をさすってケアしてくれていた母の手のぬくもりや畳の香りが、アロマセラピーによって突然、フラッシュバックし、心を揺り動かされたのです。「言葉以外にも心に届くものってあるんだ」って思いましたね。それまでもやもやしていた心の霧がぱっと晴れた瞬間でした。
 代替医療としても活用されるアロマセラピーですが、香りには人の感情や記憶につながる不思議な力があります。退職理由の1つには結婚もありましたが、アロマセラピーがもつ可能性を突き詰めてみたいという思いも高まっていました。そこで退職を機に、イギリスに留学しました。

PROFILE

アロマセラピスト

大橋マキさん

おおはし・まき 1976年神奈川県鎌倉市生まれ。英国IFA認定アロマセラピスト。フジテレビのアナウンサーを退職後、イギリスに留学して植物療法を学ぶ。帰国後は病院での活動などを経て、ラジオ、執筆、イベント、アロマデザインなど幅広い分野で活躍。一男一女の母。著書に『旅するように。逗子葉山暮らし。』(宝島社)などがある。

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