INTERVIEWわたしのセルフメディケーション

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「医療にたよりすぎない薬草茶の秘めたる可能性」

生活に気軽に取り入れられる美味しい国産薬草茶をつくり、人々の健やかな暮らしと地域産業、医療の課題解決を図るプロジェクト{tabel}を主宰する新田理恵さんに、これからの食と暮らしへの想いを聞きました。

クラウドファウンディング(※)を利用されているのは何故ですか?

 {tabel}が目指しているのは、日本中で薬草を楽しむムーブメントを起こすこと。私が一人で頑張るというより、なるべく多くの人を巻き込んで、当事者を増やしたかったんです。多かったのは、意外にもお医者さんや介護関係の方からの出資。日々患者さんに薬を沢山だすことに疑問や心配のある方が多く、「美味しい食べ物で身体を健康に出来るならそれが一番いい」といった声を聞けたのも嬉しかったですね。

※クラウドファウンディングとは、インターネットを通じて不特定多数の人や組織から財源の提供や協力を募ること。
医療費の高騰、医者の人手不足など医療の問題があるなかで、薬草茶の可能性をどう考えますか?

 実際、熊本県菊陽町では莫大な医療費が問題になっていました。そこで、老人クラブの人々が目をつけたのが薬草茶。阿蘇に住む先生に教わりながら、薬草茶で身体のメンテナンスをしたり、薬草茶の商品作りを始めたりするなど、薬草をきっかけに健康を見直す動きが起こり、老人保健医療費が3億円減少した事例があります。
 また、沖縄などの小さな島では、駐在できるお医者さんがいないため、民間療法として薬草の知識が定着している。自分たちで健康をつくる意識が芽生えているんです。病気のことは難しい……とお医者さんに任せきりにせず、自分たちの出来る範囲を頑張ることはとても大事だと思いますね。

八代の日本古来のはすの葉茶。生産者と対話を重ねながら作られた国産和漢茶。おなかに優しい、涼しくなるなど体調や気分に合わせてセレクトできる。

PROFILE

{tabel}代表 食卓研究家

新田 理恵さん

1984年 大阪生まれ。武庫川女子大学食物栄養学科卒業後、フードコーディネーターとしてE•recipeに就職。現場で写真家から撮影を習ったのが昂じて、写真表現大学総合科に入学。その後、薬膳に目覚めて国際中医薬膳調理師資格を取得し、食卓研究家として独立する。2014年、日本の薬草やローカルの魅力を伝えるコミュニティ{tabel}を始動。http://tab-el.com/

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