INTERVIEWわたしのセルフメディケーション

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「大切なのは、商品を“選ぶ目”をもつこと。」

近頃、目にすることが多い「機能性表示食品」。昨年より新たな制度が設けられ、様々な健康食品が出回っています。健康食品をどのように選び、取り入れていけばよいのか。また、健康食品の今後について「日本健康・栄養食品協会」の青山さんにうかがいました。

たくさんある健康食品をどう選んでいけばよいでしょうか?

 健康食品の選択の幅は広がってきているので、自身が求める機能性を備えた物の中から、自分に合う物を取り入れていけばよいと思います。そのためにも、商品を“選ぶ目”や“知識”を培っていくことが大切ですね。
 現在、トクホ認定を受けている物が約1,000項目あるのに対して、機能性表示食品は約270項目。トクホは「体脂肪」など、特定の人に限られた物が多かったように思いますが、機能性表示食品は「目」や「睡眠」などと幅が広がっています。仕事疲れをしているような若い人たちも対象になる商品が、もっと出てくるような気がします。

健康食品の未来をどう見ていますか?

 健康食品というのは、広い意味で健康寿命を延ばす1つのツールだと思うんですね。健康食品がこれだけ出てくると、健康食品も「市民権」を取っていかなくちゃいけない。
 まず大切になってくるのが、安全性が確保されていること。それから、機能性成分がちゃんと入っていること。オーバーな表現をして過度な期待を消費者に与えてはいけないので、何に有効なのかを丁寧に説明する必要があり、またルールづくりも必要です。
 化粧品も戦後たくさんの商品が乱立したため、業界団体が基準を作り安全性や品質保持に努めてきた。そのおかげで、海外からも爆買いに来るほど、今の日本の化粧品は素晴らしいですよね。「肌が真っ白になる」のように過度な表示をしなくても、消費者は良さを分かっている。健康食品もそうなればいいですよね。
 健康食品が「市民権」を得ていくと、日本人が長生きしているのは医療の力もあるけれど、食べている物が良いのだという話になり、健康食品が日本の産業の一つになるかもしれない。そのためにも、協会がもっと結束して活動し、健康食品産業の成長を支えていかなければなりません。

PROFILE

事務局長 青山 充さん画像

公益財団法人 日本健康・栄養食品協会

事務局長 青山 充さん

あおやま・みつる 2006年4月茨城県健康危機管理対策室長に就任。08年4月保健福祉部保健予防課長、10年4月保健福祉部次長を経て、11年5月茨城県庁を退職。11年6月より公益財団法人日本健康・栄養食品協会事務局長を務める。特別用途食品制度に関する検討会(消費者庁)委員及び次世代ヘルスケア産業協議会新事業創出WG委員なども務める。薬剤師。

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